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読書恐怖症を治すために本を読む

      2015/01/12

強迫性障害コラム 

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本は効率の良い投資

このサイトに訪れて下さったあなたはとても勉強熱心な方だと思います。なぜなら、本を読む人には上昇志向な方が多いからです。

勉強するためにはどうしても読書は欠かせません。

プロが長い時間をかけて培ってきた経験やノウハウが、本には惜しみなく詰め込まれています。わずか1000円、高くてもせいぜい数万円ほどでその道のプロの思考に触れることができるのですから、これほど効率のよい投資はないのではないでしょうか。本を読んで勉強することは、成長するために必須と言ってもよいくらいです。

例えば、東大に受かりたければ、実際に東大に合格した人が書いた本を読むのが理想です。東大合格までの道のりや勉強方法をわずか1000円ほどで惜しげも無く公開してくれています。それらを学んでから行動に移した方が、格段に目的を達成しやすくなるわけです。

実は東大合格者の多くが、試験勉強の前に勉強法の勉強をしています。つまり、本を読むことは時間のロスではないのです。時間のロスをしないために本を読むということが言えます。

これは読書恐怖症においても同じです。強迫性障害の治療法を記した書物を読んでから、読書にのぞんだ方が効率が良いわけです。

これらの病気は長年に渡って研究されていますので、治療法を記した書物は無数にあります。彼らの本を読み、病気に対する知識を身に付けることが克服への近道なのです。

少し大きな書店に行くと、こうした書物はたくさん置いてありますので、気に入ったものを読んでみてはどうでしょうか。近くの書店に置いていない本でも、ネットで探せばいくらでも取り寄せることができます。選ぶときのポイントですが、分厚くて字の小さい本ではなく、字の大きくて読みやすい本をおすすめします。

もし今までどおり本を読み続けたとしたら、膨大な時間が奪われてしまいます。時間だけではありません。読書の時間そのものが楽しくないというのが一番つらいことです。

読書恐怖症を克服してしまえば、限られた時間でたくさんの本を読むことができるようになります。1ヶ月で1冊しか読めていなかったのが、1週間で1冊読めるようになれば、より多くの知識を得ることができます。何より本を読むことが楽しくなります。

矛盾しているようですが、読書恐怖症の方ほど本を読むべきだと思っています。私自身、本の読み方の本を読んだりして以前よりも速く読めるようになりました。苦手なものに救われることもあるものだなあと実感しています。

本を通じて広大な世界観に触れる

本を読んでいると、あることに気付きます。自分が悩んでいることの多くは、すでにこの世界の誰かが経験していて、しかもそれを解決しているということです。その悩みの解決方法を本にまとめて公開してくれているわけです。

例えば、三重苦と言われたヘレン・ケラーの伝記を読むと、目も耳も聞こえない状態で一体どうやって勉強したのか、どうやって喋ることができるようになったのかが事細かに明かされています。彼女がそれらの苦悩にもめげずに、ひたむきに人生を歩んできたことが分かります。こういう本を読むと、自分の悩みがいかに小さいのだろうと感じてしまいます。

自分はヘレン・ケラーよりも頑張っているだろうかと自問しては、まだまだ彼女より頑張ってはいないなと力がわいてきます。

ヘレン・ケラーだけではありません。世の中には、何億円という大きな借金を返済した人もいれば、難病にも関わらず精力的に活動している人がいます。世界中を旅してまわっている人もいれば、何十年もひとつの研究に没頭している人もいます。

自分はこの広い世界に存在している1人の人間にすぎないのだという気持ちになります。

読書恐怖症の人が本を読む最大のメリットは、読書を通じて広大な世界観に触れることで、小さなことを気にしなくなるというものだと思っています。

読まなくてもいいと思えば読めるようになる

読書恐怖症の方が本を読むことのメリットを述べてきました。本を読むことは克服へのスタートラインになります。本を読めば、病気に対する心の持ち方ががらりと変わります。

しかし一方で、「本を読まなければならない」と過剰に意識すれば、かえって本は読めなくなってしまいます。勉強熱心な人ほど読書恐怖症に陥ってしまう原因です。

読書恐怖症の方には、読書をまるで義務のようにとらえている方が多いように思います。

「本に書いてあることを全て理解しなければならない」
「一字一句読み飛ばしてはいけない」

と思うあまり、同じ行を繰り返し読んでしまったり、前のページに戻ってしまうのです。まるで本1冊がとても貴重なものであるかのように大事に大事に扱っています。折り目を付けるのをためらい、なかなか読み進めることもできません。

しかしそれは、買った本を活かしていないという意味では、むしろ本を大事にしていないとも言えるのです。本や本の著者を大事にしていないばかりか、自分をも苦しめてしまっては本末転倒です。果たしてなんのための読書なのかということになってしまいます。

要するに、読書のメリットを理解した上で、過剰に読書しようと思わなくても良いということです。本を読むことはいいことずくめなのですが、それで苦しんでしまっては意味がありません。

本を読むときのコツは完璧をもとめないことです。たとえ文字を読み飛ばしたとしても、そのまま読み進めていけばその不快感は次第に消えていきます。理解ができなくても、とにかく読み飛ばしてページを進めると後になってから理解できることもあります。

私は本に書いてあるのは落書きだというくらいの気持ちでのぞんでいます。そのほうが、むしろ文章もすらすら読めて内容が理解できるからです。

たった一度きりの人生に強迫行為をやっている時間なんてない

読書恐怖症を克服するメリットは本を読むことが楽しくなることですが、もうひとつのメリットは読める本の数が増えるということです。

あなたは強迫行為が一体どれだけの時間を奪っているかを考えたことはあるでしょうか。同じ行を繰り返し読んだり、前のページに戻って読み直すといった行為は、はっきり言って無駄な時間です。生産性は0です。無駄なばかりか自分を疲れさせて苦しみを与えるという意味では、悪い方向に生産的です。

私が読書恐怖症で一番つらかった時期には、漫画1冊を読むのに6時間以上もかかっていました。友人が同じ本を20分~30分で読むのを見て愕(がく)然としたことがあります。私は一体なんのためにこの漫画を読んでいるのだろうと馬鹿らしくなったくらいです。

1日1冊漫画を読んだらもうそれだけで疲労困憊なのに、楽しみながら1日20冊も読める人を羨ましいと思っていました。人より時間がかかることがとても悔しかったのを憶えています。

私が常々思うのは、人生は充実していなければ意味がないということです。長生きすればいいというものではなく、生きている時間が楽しくなければ意味がありません。100歳で100個の経験をした人生より、100歳で1000個の経験をした人生の方が私は幸せだと思っています。

そう考えると、一度きりの人生に強迫行為をやっている時間なんて残されてはいません。本を速く読めるようになれば、その分膨大な時間が生み出されます。その時間で他の本を読むこともできます。

私はまだまだ本を読んで勉強したいことがたくさんあります。共に高みを目指して歩んでいきましょう。

強迫性障害コラム

      2015/01/12

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